Sustainability

サステナビリティ

DX推進

DX推進について

当社グループは、IT内製化による業務効率化を進めています。 当社グループが常に変化するビジネスの中で成長を続けてきた理由の一つに、スピード感と実行力が挙げられます。 不動産業界特有の課題である、業務での時間と手間を要するアナログ作業を、社内IT部門が独自のシステムを構築することで削減・デジタル化することで、業績拡大による業務量の増加に対処しています。 今後もIT部門主導のもと、実績を積み上げ当社の強みを強化していきます。

当社IT部門がIT賞を受賞

2020年11月には、当社のIT部門が、公益社団法人企業情報化協会が主催する2020年度第38回 IT賞(マネジメント領域)を受賞しました。現場の課題を社内エンジニアが直接ヒアリングし、社内システムの開発によって解決策を提供するという、DX※のための内製IT組織の構築が評価されたものです。

※Developer Experience:エンジニアが貢献度を持ちシステムを開発・保守することが、エンドユーザーの満足度向上につながるという考え方

優秀な人材をグローバルに採用

当社IT部門では、グローバルに採用した優秀な人材が活躍しています。自社システム開発において重要となる、英語力とIT専門技術を併せ持つ人材を広く求めることが、ダイバーシティ雇用につながっています。引き続き、国籍やバックグラウンドにとらわれず即戦力となる人材の採用を続け、IT先進技術を機動的に取り入れ、ITインフラを強化していきます。

社員エンジニア主導で独自のITシステムを開発

当社IT部門が、業務課題の解決のために自社開発したシステム・アプリ・ツールの総数は、約100個を数え、コスト削減と利便性の両立を実現しています。
主な自社開発システムは以下の通りです。

物件資料自動取得RPA(Robotic Process Automation)

仲介・仕入業務で必要となる地図、謄本等の物件情報を、 社内外のシステムからロボット技術を活用して自動的に収集。 担当者は、外出先からスマートフォンで簡単な事項をロボットに送付するだけで、数分後には必要な情報を受け取ることが可能になりました。

宅地の自動区割りシステム

仕入検討時の土地の区割り設計の自動化に向け、複雑な建築ルールを遵守しつつ、最適な区割りを提案するシステムを開発。 物件ごとの制約条件を遵守したプランを自動的に作成できるようになったことで作業工程の大幅な削減に寄与しています。

物件情報の整理・保存システム

書類にQRコードの台紙を挟んでスキャンするだけというシステム。戸建事業では、年間8,000件を超える物件を供給しており、それに伴う書類を1枚ずつスキャン・整理・ 分類・保管するのに、1物件当たり60分程度の時間を要したものが、このシステムによりわずか5分に短縮、年間8,000時間もの業務削減効果が見込まれています。

DX認定事業者の認定取得

経済産業省が定めるDX(デジタルトランスフォーメーション)認定制度に基づき、2022年3月2日付で「DX認定事業者」の認定を取得

当社グループのDX戦略について

当社グループは、デジタル技術を活用し、DXを推進することでお客様の求める住まいを追求し続けております。不動産業界において古くから重視されている「紙中心の商習慣」を、自社開発のDXソリューションを活用しデジタル化することで、業務効率の改善を進めてまいりました。引き続き、デジタル化を通じて、当社グループの競争優位性を強化していくと共に、企業価値の向上に努めてまいります。