Sustainability

サステナビリティ

社会貢献活動

社会貢献活動についての考え方

当社グループでは、地域や社会の存続が、企業の持続的な発展にとって重要な課題であるという認識の上、企業理念の一つである「やる気のある人を広く受け入れ、結果に報いる組織を作ります。」を具現化すべく、さまざまな活動および支援を行っています。
社会貢献活動やスポーツ振興を通し、社会課題の解決・地域の活性化に取り組むとともに、「やる気のある人」が、チャレンジを続けられる環境を支援していきます。

社会貢献活動支出額内訳

単位:百万円

2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度
CSR活動費196248313322267
寄付101,1001,3801,671742
合計2061,3481,6931,9931,009

地域貢献

地域共創プロジェクト

当社グループは、「地域の活力向上に積極的に貢献し、街の元気を作ります」を事業展望の一つに掲げ、地域の資源や特長を生かし新たな価値を共に創造する「地域共創」に取り組んでいます。地方公共団体をはじめとするさまざまなステークホルダーと協力しながら、地域が抱える課題を解決し、地域を活性化させるための対策を講じることで、地域に人の流れを作り、雇用を生み出す循環を創り出すことに挑戦しています。地域共創を通じて、持続的な地域の活力向上への貢献を目指します。

各地域コミュニティでの活動

当社グループは、さまざまな地域に多くの事業拠点を有しています。良き企業市民として貢献するため、各商店街連合会・地域イベントへの参加や事業所周辺での清掃活動など、各地域コミュニティのニーズに応じた活動を行っています。2023年、防災の日の9月1日に、全国各地の街頭にて、災害時に水を確保し、運ぶための非常用給水袋を配布いたしました。2024年には、一年で最も寒い時期である1月20日からの「大寒」に合わせ、地域の方々への感謝を込めて、全国各地の街頭で、お湯を入れて繰り返し使えるミニ湯たんぽを配布いたしました。

警察機関との取り組み

当社グループは、分譲する住宅の周辺環境がより住みやすくなるように、また企業の社会的責任を果たすため、警察機関と様々な取り組みをおこなってまいりました。
2024年12月には、警視庁の犯罪防止の啓蒙活動に協力するため、同庁から講師をお招きし、社会的な問題となっている「匿名・流動型犯罪グループ(通称トクリュウ)」に関する社員向け研修会を開催いたしました。

子育て世代に向けた取り組み

共働き世帯の増加に伴い、職場から近い都心部に住みたいという需要が高まっています。当社グループは、子育てと仕事を両立しやすい環境を提供することで、子育て世代に貢献したいと考えています。
株式会社オープンハウスは、各地の営業センターで、キッズスペースと授乳室の設置を進め、子育て世代に頼られ、地元住民から親しまれる店舗を目指しています。
また、子育て支援の一環で、2023年9月、名古屋市営地下鉄 金山駅にベビーケアルームを寄贈しました。2024年4月には、動物園内でのベビーカーレンタル環境を強化すべく、名古屋市の東山動物園にベビーカー30台を寄贈しました。

児童虐待撲滅のための寄付

コロナ禍においておうち時間が長期化したため、人とのつながりが希薄化した精神的なストレスから家族間でのDVや幼い子どもへの虐待に及ぶケースが増加し、児童相談所への通報件数も過去最多となりました。そうした子どもたちの助けになるため、児童相談所の逼迫する業務の支援や子どもへの虐待防止のために活動する特定非営利活動法人「こどもの明るい未来を創る会」(東京都、代表理事井上幸彦)へ、2022年9月に1千万円の寄附を実施いたしました。2023年には、同会に法人正会員として加盟し、継続的に支援を続けております。

戸建分譲地への「防犯のぼり」の設置

「Safety Nippon!」を合言葉に、自らの意思を持って行う防犯関連の社会貢献活動の持続的かつ効果的な支援を行うことを目的とした活動である「防犯CSR推進会議」に賛同し、名古屋市内を中心に戸建て分譲地で「防犯のぼり」を設置することで、近隣住民の皆さまへ防犯意識を高めてもらう活動に取り組んでいます。2024年6月には、この取り組みを評価していただき、防犯CSR実践企業として表彰を賜りました。

防災に関する取組み

戸建関連事業を展開する当社グループでは、地震の揺れを軽減する制振ダンパーの設置や、建物を建てる際に土地と道路の境界線を一定のルールに従って土地側に後退させる「セットバック」によって緊急車両が通れる道幅を確保することで、街の防災性・レジリエンス性の向上に寄与しています。このほか、防災に関するイベントなどの活動を通して、お客様が安心して住み続けられる街の活力向上への貢献を目指しています。

自治体との連携

当社グループは、事業展望の一つに「地域の活力向上に積極的に貢献し、街の元気を作ります」を掲げ、地域社会との関わりの中で、街の活力向上への貢献を目指しています。そのような考えのもと、地元自治体との連携も積極的に進めています。東京都では、令和6(2024)年度の都の事業「バーチャ ルスポーツを用いた障害者のスポーツ実施促進事業」の趣旨に賛同し、障がい者によるバーチャルスポーツの体験実施拠点として協力しました。2025年7月、大阪府守口市と、地域住民のより良い暮らしを実現するため、防災・子育て・教育・まちづくりに関する包括連携協定を締結いたしました。 2025年9月には、岡崎市東公園動物園(愛知県)に、園内の動物に快適に過ごして欲しいという想いを込めて、オリジナルのウサギ小屋と「御影石のひんやりストーン」を寄贈し、同市から感謝状を賜りました。

教育活動

地域課題解決のための出張授業

当社グループは文科省の地域学校協働活動の一環として、2023年11月に横浜市立矢向小学校6年4組へ出張授業を行いました。
この取り組みは、同学級の子どもたちが「まちの活性化」を課題に設定し、「人口増加」を実現するために住宅検討者へまちの良さをアピールすることを考えた結果、実現したものでした。当社も住宅の供給会社として地域活性化に貢献できればと思い、子どもたちの想いに共感し、住宅購入者の視点の理解促進のため、購入の流れや動機、決め手、物件選定のポイントなどに焦点を当てた授業を通じて、地域課題解決型学習をサポートいたしました。2024年11月には、大阪府の藤井寺市立道明寺南小学校げんき広場で、「お家の会社を知って体験しよう!これで君も不動産屋さん」と題した出前プログラムを開催しました。2025年9月には大阪市立茨田北中学校で、広報・不動産の分野でのキャリア教育に関する出前授業を開催しました。

東京大学との社会連携講座

当社と国立大学法人東京大学大学院工学系研究科は2022年秋、社会連携講座「持続可能な二地域居住の創造」を開設しました。
当社は研究資金、ノウハウ、人的リソース、実践の場の提供により、若手研究者を支援。東京大学は都市工学分野の研究者を中⼼に、分野横断で都心と地方の連携による持続可能な二地域居住モデルの研究開発を進めてきました。両者の連携により、社会課題である過疎化や過密化といった地域差を解消すべく、地域共創のモデルに新たな知見を加え実践的な解決策を模索する学問の確立を目指しました。開設以降、人口減少、ツーリズムの変化、地方縮退という社会課題に対し、都心と地方の連携による持続可能な二地域居住モデルの研究開発を行い、2025年9月までに3回の公開シンポジウムを開催しました。

社会福祉法人福田会との交流

当社グループでは、児童養護施設・グループホームなどを運営する社会福祉法人福田会の活動を継続的に支援しています。2019年には、福田会の施設園庭に複合型遊具を寄贈しました。

就業体験学習の受け入れ

当社グループでは、自治体や学校の依頼を受け、中高生らの職場体験学習の受け入れを行っています。
2025年7月、東京都教育庁が都立高校のうち35校を対象に主催する職場体験事業「ジョブキャンプ」に参画し、 2日間にわたり、株式会社オープンハウス‧ディベロップメントにおいて、都立高校生20名を受け入れ、ショールームの見学を始めとする職場体験会を実施しました。受け入れた都立高校は、教育目標として国際社会に生きる広い視野をもった人を育成することなどを掲げています。体験学習では、様々な言語が飛び交い、「吹き抜けの家にしたい」、「庭付きの家にしたい」など、自由な発想で、住まいに関する要望があがりました。オープンハウス‧ディベロップメントの設計士は、生徒の皆様の様々な要望を汲み取り、迅速に図面に落とし込み、それらの要望が詰まった家を形として実現し、学⽣の皆様に見ていただきました。

O-EN KIDS チャレンジ

「挑戦する人や組織を応援する」当社の企業姿勢を体現した社会共創活動「O-EN HOUSE PROJECT」を、2024年3月より展開しています。
プロジェクトの一環として、子供たちが様々な体験を通じて探求心を育み、挑戦することで明るい未来をつくっていくことを応援する「O-EN KIDS チャレンジ」を2025年1月に始動しました。スポーツでは、障がいのあるお子さまが野球や競技用車いすに挑戦したり、障がいの有無を問わずお子さまが車いすバスケットを体験したりするアカデミーを開催しました。科学、情報技術の分野では、「海の日」に海洋ゴミやマイクロプラスチック問題について学ぶ教室、親子で楽しめるプログラミング教室を開催しました。これからも、子供たちが挑戦、前進するためのきっかけとなる様々な機会を提供してまいります。

文化芸術振興

若手クリエイターのコミュニティ支援と育成

メタバース空間での制作活動は人々の生活を様々な面から豊かにする可能性があると考え、2022年以降、開発コンテストへの協賛など、メタバース空間にてコンテンツ制作をするクリエイターを支援しています。2023年には、メタバース事業を主として行う戦略子会社として、株式会社モンドリアンを設立しました。当社およびモンドリアンは、プラットホームの垣根を越えての支援により、若い世代のクリエイターの支援を行ってまいります。

仮囲いにアート作品を展示

「挑戦する人や組織を応援する」当社の企業姿勢を体現した社会共創活動「O-EN HOUSE PROJECT」のもと、一般社団法人サステナブル芸術創造機構との共催により、「[仮]展 - KARIKAKOI ART EXHIBITION-」を2025年に開催いたしました。当社グループの新マンションブランド「INNOVAS(イノバス)」の第1号物件「イノバス不動前」(東京都品川区)の建設現場を囲う「仮囲い」を、これから羽ばたこうとするアーティストの作品を展示する「ストリートミュージアム」として、アーティストに発表機会を提供します。建設現場周辺に彩りを添え、街行く人々に新しい刺激を感じていただき、アートを通じた新たな価値創造を目指します。

現代の名工の刺繍を縫い込んだスカジャンの製作・販売

当社がオーナーを務めるプロバスケットボールチーム「群馬クレインサンダーズ」の社会的責任活動「CRANE THUNDERS ONGAESHI」(クレインサンダーズ恩返し)の取り組みとして、2023年、群馬県出身で「現代の名工」に選ばれた刺繍作家、大澤紀代美さんが桐生市伝統の「横振り刺繍」を縫い込んだ、チーム特別仕様のスカジャンを製作、販売しました。同年、チームのホームアリーナ「OPEN HOUSE ARENA OTA(オープンハウスアリーナ太田)」が誕生したことを記念した取り組みです。アリーナが誕生した群馬・東毛地域で、古くから織物の町として栄えた桐生市に根付いた繊維関連の伝統産業の価値を再認識し、広く知ってもらおうと、当社グループが企画しました。売上から製作費などのコストを除いた全額が、CRANE THUNDERS ONGAESHIを通した社会的責任活動に充てられました。

スポーツ振興

パラアスリート 小須田潤太選手の支援

当社グループは、義足のパラアスリートとして活躍する当社社員、小須田潤太選手を応援しています。小須田選手は、2016年に当社グループに入社し、戸建関連事業など不動産にかかわる業務に従事する一方、休日にパラアスリートとして活動。競技力を高め、夏冬のパラリンピックに出場するトップアスリートに成長し、現在は競技活動に専念しています。2025年3月、パラスノーボードの世界選手権で日本人選手初の優勝を果たし、2026年の冬季パラリンピックでの金メダル獲得を目指しています。

競技種目:スノーボード・陸上(100メートル、走り幅跳び)

群馬クレインサンダーズ

当社グループは、2019年6月に群馬クレインサンダーズの運営会社への経営参画を発表しました。
2021年5月、B2レギュラーシーズン東地区において、リーグ史上最高の33連勝と最速での優勝を経てB1への昇格を掴み取り、2021-22シーズンにおいては通算成績25勝30敗という、B1初年度のチームとして最多勝利数・最高勝率の記録も達成しました。
2023年春には、2026-27シーズンから始まる「B.LEAGUE PREMIER」参入の新基準を満たした新しい市民体育館(OPEN HOUSE ARENA OTA)が、ホームタウンである太田市に完成し、その建設には当社グループから太田市への企業版ふるさと納税44億円が活用されました。
2024-2025年シーズンでは、チーム史上初めて、Bリーグチャンピオンシップへ進出。チームはリーグ制覇を目指し更に前進し、太田市・チーム・当社が三位一体でアリーナを軸に地域を盛り上げます。
2021年よりチームの社会的責任活動「CRANE THUNDERS ONGAESHI」を始動し、地域課題の解決のための活動も実施しております。
2021年よりホームタウンである太田市にて社会的責任活動CRANE THUNDERS ONGAESHIが始動、地域課題の解決のための活動を実施しております。
当社グループは、群馬クレインサンダーズを通じて地域貢献活動を推進するとともに、企業理念の一つである、「やる気のある人を広く受け入れ、結果に報いる組織を作ります。」を具現化すべく、走ってまいります。

東京ヤクルトスワローズ スポンサー

プロ野球「東京ヤクルトスワローズ」を、2016年から支援しております。野手・投手全員に「東京の家」プレゼントのチャンスがある「オープンハウス・ホームラン賞」、「オープンハウス・パーフェクト賞」などの賞を設け、2022年には、村上宗隆選手が日本選手シーズン本塁打記録を更新し、史上最年少での三冠王を獲得した偉業を称え、「3億円の東京の家」を贈呈いたしました。また、幼児から小学生が対象の「東京ヤクルトスワローズベースボールアカデミー」にも協賛しています。このほか様々なキャンペーン、イベントも行い、スワローズ、選手を応援するとともに、プロ野球の発展に貢献してまいります。

福岡ソフトバンクホークス スポンサー

プロ野球「福岡ソフトバンクホークス」を、2019年から支援しております。柳田悠岐選手をお招きし、トークショーやクイズで参加者に楽しんでいただくファンイベントを開催したほか、2025年には、パ・リーグ優勝を記念して、当社の営業拠点にご来店されたお客様を対象に、優勝記念オリジナル瓦せんべいをプレゼントいたしました。

バレーボール SVリーグ トップスポンサー

バレーボールのSVリーグを運営する公益社団法人SVリーグと、リーグが主催する2025-26及び2026-27シーズンの「SV.LEAGUE(SV)WOMEN/MEN」のトップパートナー及び「2025 SV-V.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP」のタイトルパートナー契約を締結しました。トップパートナーとして、ファンの皆様をはじめ、リーグの理念に共感された多くのパートナー企業様や自治体の方々といった、様々なステークホルダーの皆様との新たなつながりを持たせていただくことにより、「挑戦する人や組織を応援する」当社の企業姿勢を体現した社会共創活動「O-EN HOUSE PROJECT」を通じて地域社会の発展や社会課題の解決に向けた取り組みに注力してまいります。また、リーグと連携しながらスポーツと街づくりの融合に挑戦する、地域に根差した不動産会社を目指して地域社会の発展に努めると共に、バレーボール界のさらなる発展に少しでも貢献できるよう尽力いたします。

東京六大学野球無料ライブ配信 BIG6.TVスポンサー

東京六大学野球を無料ライブ配信する「BIG6.TV」を支援しております。スマホやタブレットなどデジタルデバイスからどこでも東京六大学野球を視聴できるBIG6.TVをスポンサードすることにより、大学野球の発展に貢献しています。

東京都のパラスポーツ応援プロジェクト「TEAM BEYOND」に登録

東京都が展開するパラスポーツ応援プロジェクト「TEAM BEYOND」のスローガンである「パラスポーツを通じて、みんなが個性を発揮できる未来を目指す」という想いに賛同し、パラスポーツ振興に向けた支援や活動に取り組んでいきたいと考え、2024年2月よりTEAM BEYONDに団体登録いたしました。2024年7月、「TEAM BEYOND」が開催したカンファレンス「パラアスリート雇用 成功の秘訣」に、当社の障がい者雇用を推進するオペレーションセンター部長の市川友和および、当社社員でパラアスリートの小須田潤太が登壇し、当社の取り組みについてお話させていただきました。また、東京2020パラリンピックを開催した8月、9月を、東京都が「TOKYOパラスポーツ月間」と位置づけて、パラスポーツに出会える機会を提供し、パラスポーツを幅広くPRする取り組みに賛同し、協力しました。

デフリンピック協賛

2025年11月に行われる「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」に協賛するトータルサポートメンバーとして、大会を応援しています。今回の協賛を通じて、デフアスリートの皆さんが鍛錬の成果を存分に発揮し、「デフスポーツの魅力や価値を伝え人々や社会とつなぐ」、「世界に、そして未来につながる大会へ」、「“誰もが個性を活かし力を発揮できる”共生社会の実現」という大会のビジョンが実現するよう応援してまいります。関連する取り組みとして、聞こえない・聞こえにくいお客様が、当社スタッフに住まいに関するご要望をお伝え頂く際に、意思表示を補助するリーフレットを、2025年11月、全国の営業拠点に設置しました。