Sustainability

サステナビリティ

水マネジメント

水使用に対する考え方

当社グループは、自社のテナントや工場を持たないことから、使用する水の主な水源は上水となります。建設現場においては一定量の水使用が必要となりますが、利用量から当面水リスクに対する重大な懸念はないと考えます。
しかし、気候変動による災害対策のための建築コストの上昇などの可能性を認識し、すべての人々が衛生的な水を持続可能な状態で利用するために、当社グループが提供する不動産における水使用についても、必要以上に消費しないための施策が必要だと考えています。
生活に関わる住宅を提供する企業として、従業員や建設現場での節水はもちろん、サプライチェーン等とのエンゲージメントを図り、水利用の効率改善に努めていきます。

節水のための取り組み

当社グループは、節水に関する社内啓発を、社内通達にて定期的に行っています。従業員一人一人が水を限りある資源と認識することで、営業所だけでなく日常での節水を心がけ、グループ全体で水の使用量を減らしていくための意識づくりを心がけています。

水使用量実績

戸建建設事業現場では、基礎工事や地盤改良工事における水使用が大部分を占めています。当社の成長に伴い、棟数増加と比例し水使用の増加が見込まれますが、今後も現場での節水の意識づけや水の利用量の管理を継続して行っていきます。

水使用量実績(取水先:上水道)
2018年2019年2020年2021年2022年
水使用量(㎥)102,565136,357167,151170,899299,177
戸建引渡件数(棟)3,3314,1474,9305,1096,532
1棟当たり水使用量(㎥)30.7932.8833.933.445.8

上水道以外の取水先はありません。

排水量実績(排出先:下水道)
2018年2019年2020年2021年2022年
排水量(㎥)102,565136,357167,151170,899299,177
戸建引渡件数(棟)3,3314,1474,9305,1096,532
1棟当たり排水量(㎥)30.7932.8833.933.445.8

下水道以外の排出先はありません。

[算出データについて]
対象:オープンハウス・ディベロップメント戸建建設現場
対象期間:各年4月~3月

水リスク評価の実施

当社グループでは、当社事業拠点における水ストレス・リスクの認識を目的とし、世界資源研究所(WRI)が開発した評価ツールであるAqueduct(アキダクト)を用いて、国内外の主要拠点の水ストレス・水リスクの評価を確認しています。
アキダクトは、洪水、干ばつ、ストレスなどの水リスクをマッピングし、水資源管理のベストプラクティスを推進するために世界中のユーザーに水に関する情報を提供するツールです。
今後も適切な水利用に向け、エリアごとに定期的なリスク評価を実施、状況を把握するとともに、従業員への節水の意識づけを行い、水リスクの把握・低減に取り組みます。

水リスク評価(2023年)

水リスクレベル※拠点数
Low(0-1)0
Low-Medium(1-2)11
Medium-High(2-3)0
High(3-4)2
Extremely High(4-5)0

※Aqueductの評価基準